■正しく無理なく注ぎましょう
注ぐときは、ボトルのラベルが上になるようにという点だけ気をつけて。無理にソムリエがやるように、片手でボトルを持たなくても大丈夫。
ワインはグラスの3分の1まで注ぐこと。フチまでなみなみと注がないのは、ワインの色を判断するためにグラスを傾けたり、香りをかぐためにワインを回したりするため。ケチでちょこちょこ注いでるわけじゃないので、ご用心。
■注がれる方にもマナーアリ
受け手は、グラスをテーブルに置いたままにしておくのが基本。グラスを持ったまま、注がれるのを待っていたりすると「ワインを知らないヤツ」と思われちゃうぞ。
■大人のグラスの扱い方
ワインは温度に敏感。ワイングラスの脚が長いのは、手肌の温度をワインに伝えないようにとのこと。だから飲むときは、グラスの脚を持つのが正解。グラスに口を近づけていくのではなく、アゴを引き気味にして、グラスだけを傾けるような感じで飲むと、キレイに見えるみたい。
■グラスの汚れに注意!
女性の場合、口紅がついたままのグラスは、見た目に×。あまり神経質になる必要はないけど、もしフォーマルな場であれば、気をつけるとエレガント! 口紅がグラスについてしまったら、さりげなく指先かナプキンでふき取って。油の多い料理を食べたときも、ティッシュやナプキンで唇を押さえてからグラスに口をつけよう。
■うんちくの披露はほどほどに ワインやシャンパンに詳しい人は、周囲にうんちくを披露したくなったりするもの。でも、なかには「楽しく飲めれば、うんちくなんてどうでもいいじゃん!」という人もいることを覚えておいて。ワイン・ストーリーのお披露目の前に、場の雰囲気を読むことが一番!
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テイスティングをするときは…
■断っちゃってもOK
テイスティングは「コルクが傷んだりして、ワインが飲めない状態になっていないか」などをチェックするのがホントの目的。だから、ソムリエに「あなたを信用します」なんて言って、断っちゃってもぜんぜん問題ないのだ。
■やりたい人に任せちゃえ!
注ぐ前にお店の人からグループの代表者にテイスティングをお願いされる場合も。グループ内にワインに詳しい人がいたら、その人に代わってもらうのがいいよ。知識を披露したくてウズウズしてるかも。
■せっかくだからやり方をおぼえちゃおう!
それでもやらないと格好が付かない、ということもあるよね。と言うか、一回やってみたくない? いざ、自分がするときにグラスを持つ手がふるえる……なんてことがないよう、テイスティングの手順を教えちゃうぞ!
(1)目で味わって「色」をチェック。
グラスを軽く傾け、テーブルクロスなど白いものをバックにしたり、光にかざしたりして、グラスの真ん中のワインの色を見よう。また、縁が茶色に変色していないかどうかをチェック。注いで少し経っても濁りがおさまらないときは、傷んでいるかもしれないからご用心。 |
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(2)鼻で味わって「香り」をチェック。
まず、軽くワインを回して。これはワインを外気にふれさせ、香りを引き出すため。そしてグラスを鼻に近づけ、異臭がないか確認。このとき、タバコの煙は邪魔になるので、周囲の人はタバコをちょっと我慢してあげて。 |
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(3)舌で味わって「味」をチェック。
少量を口に含んで舌全体でワインをころがすようにして、味見。甘み、酸味、塩味、渋味、苦味、コク、バランスと口の中に広がる香りと飲んだ後の香り、口当たりをチェックしよう。「ころがすように」するのは、口の中でワインと空気を混ぜ合わせるのが目的。間違ってもウガイなんかしないように! |
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