少し早めの夕食だった。
ワンプレートに装われた半身のロブスターにクリームソースとライス、サラダ…
右手にナイフ、左手にはフォークを掴み、
私は少々緊張していた。
特に畏まった店ではない。
洒落た喫茶店っぽい空間だ。
周囲が静まりかえっているからでもない。
少し離れた席には40歳代のサラリーマンがコーヒー片手に語り合っている。
自分自身の食事のマナーで困っているからでもない。
・・・それは今日はじめて職場で隣の席に座る先輩から食事に誘われたから。
なぜかそのことがとても嬉しかったことを覚えている。
身のぎっし・・・つづきを読む
マチルダ