白州正子さんのファンを自認するジジイとしては、『美山荘』での宿泊は、長年の念願がかない幸せなひとときでした。
生憎の小雨日和でしたが、かえってそれがよかったのか、新緑の芽吹きが心を洗ってくれます。
通されたのは『石楠花』。
月見台に出てみると、小川のせせらぎが心を静め、山郷の空気が心を満たしてくれます。
なんという安らぎ、虚飾や驕りがそぎ落とされていきます。
料理は、綺麗とか美味しいとかを超越した、小手先の作為を廃した贅の『真髄』が堪能できます。要所要所に生けられたお花とともに、美山荘の心として、印象に残りました。
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との(50代前半/男性)