京亭 ご当地グルメガイドの口コミ(1)
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50代/男性
来店日:2023/04/22
「鮎の宿」として知られるこちら。(天然鮎の提供は6月以降のため)数日前に以下のコースを予約。この日は駅から玉淀河原、雀宮公園にかけてを二人で散策しながらのんびりお店へ向かいました。こちらの建物は1932年に建てられた日本家屋で、昭和の旅籠(現在も宿として営業)を思わせる佇まいと見事な景観の庭を有しています。食事はこの庭を正面に眺めながら頂いたのですが、非日常感にどっぷりと浸れた時間は何物にも代え難く、是非また機会を設けて訪れたいと心から思えました。 ■『鮎づくしコース(養殖鮎/8品)』-6,300円-(×2) ・先付(潤香、鮎煮浸し) ・前菜(季節の前菜盛り合わせ) ・お造り(刺身盛り合せ) ・煮物(季節の煮物) ・焼き物(養殖鮎塩焼き) ・飯物(鮎飯、なめこ椀、香の物) ・デザート ■『生ビール(エビス/タンブラー)』-850円-(×2) ■『純米酒(京亭/一合)』-1,000円- ■『鮎骨酒(養殖鮎/一合)』-850円- (金額は「税金・サービス料別」のお値段です) 用いられる養殖鮎は荒川の放流ものとのこと。箸先でつまんだ先付の潤香(鮎の内臓を塩漬けにした珍味)からして、塩気を帯びた複雑な味わいが飲み慣れたビールをより美味しく感じさせます。そこから続いた数々の料理は、奇をてらわず素材の美味しさが素直に伝わってくるものばかり。それらは目を見張るような類いではないものの安定感を伴う高い水準の美味しさで、一緒に嗜んだ鮎骨酒などのお酒も旨さ倍増でした。 そして、こちらの名物として知られる鮎飯が絶品と呼べる代物なのです。一体「美味しい」との言葉が何度私の口をついたでしょうか。昼の贅沢を締めくくるに相応しい美味しさによって、細君共々大きな満足を得た次第です。
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