水たき長野

水たき長野 おすすめレポート

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ボンさん

40代後半/男性・投稿日：2010/06/14

ランチ | 来店シーン：デート

★★★　博多の水炊きはここしかない！

中州川端から北にぶらぶら歩くとその店はあります。
（近くに「山笠専門店はんだ」さんがあります。ここも必見！）

夜の予約は至難の業だが、昼の予約は穴場です。
骨付き鶏肉の水炊きと、それにミンチを加えたスープ炊きの2種類があります。
どちらも美味しい。
年数を感じる門構え、暖簾をくぐり、玉石敷きのエントランスを抜けると、入り口のテーブルスペースと奥のこ上がり座敷に通されます。クーラーがしっかりかかっていて、水炊きに適した室温です。
鍋には半白濁色のスープに鶏肉のみが入れられ、強火によって、鶏の黄金色の出汁が程なく染み出して来ます。
これをぐい飲みに注ぎ、塩加減を調整しながら飲むのが、まずは醍醐味！
（大概の人は火傷をするので飲むときはご用心！）
薬味はスープの香りを変えてしまうので、まずは我慢！
鶏肉を食べきるまでは、野菜は投入しませんが、野菜を入れてしまうとスープも変わってしまいます。その時々のタイミングでスープの味が七変化していく様がよく判ります。
やり直しは出来ないので、美味しいと思った時は飲み時です。

突き出しの「酢もつ」も歯ごたえ（シャキシャキ、コリコリ感）と酢の引締め感がコントラストととして効いていて「水炊き」のいい脇役に徹しています。
　
鶏肉は文句なく、柔らかく、プリプリしていて、いくらでも食べてしまいそうです。
最後の〆は、普通はおじや（雑炊）ですが、ここでは「スープかけ御飯」がお奨め。
残ったスープでお茶漬けのように食べると、「何を食べたのか」「どんなに美味しかったのか」を最後の最後に、満腹中枢を刺激し、「駄目押し」してくれます。

昼からこんな贅沢して良いのか？と思ったりもしますが、
「無理です」博多で食べ物を我慢するなんて・・・と思わせてくれます。

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