赤田風 ご当地グルメガイドの口コミ(1)

50代/男性
来店日:2023/01/09
細君が予約してくれた首里城近くにあるこちらは、伝統的な琉球宮廷料理を提供してくださるお店です。 ■『泡盛(咲元 30度/1合)』 ■『12品コース』(×2) ・ポーポー ・中味のお吸もの ・芋くずアンダギー ・盛り合わせ(ミヌダル・田芋唐揚・苦瓜梅酢漬) ・盛り合わせ(花イカ昆布巻・揚蒲鉾・からし菜蒲鉾・卵) ・豆腐 ・昆布イリチー ・ドゥルワカシー ・耳皮さしみ ・ラフテー ・ジューシー ・ウサチ ・デザート 【支払総額】-18,280円- 提供される数々の料理は素材が持つ本来の味を活かした優しい味付けが印象的でした。小麦を練り伸ばした皮に甘い肉味噌を包んだ「ポーポー」や、細切りした豚モツを柔らかく調理したコースはじめの料理からして、丁寧な調理を礎とする優しい美味しさが溢れています。 以下に続いた料理の数々がもたらす美味しさも前述同様の特徴を持ち、素朴な風味が好ましい田芋を用いた「ドゥルワカシー」や唐揚げは細君のお気に入り。上品な風味が堪能できる「昆布イリチー」やとろけるような食感で旨みが満ちた「ラフテー」等々、美味しくて魅力的なこれらの料理を紹介すると枚挙に暇がありませんね。 そして更に、合わせた泡盛「咲元」が料理との相性抜群。私はロック、細君は水割りで頂きましたが、深い旨みとコクある味わいながらまあ飲みやすいこと。スルリと喉を伝っていくような喉ごしが心地良い酔いへと誘いながら、料理との一体感も演出しています。特にチーズのように濃厚な豆腐とのペアリングは突出しており、私の好みに極めて近かったです。 メニューは3種類のコースのみ。頂いた「12品コース」は最も料理数の多いコースですが、食事後はかなり満腹になりましたので、ボリュームへの心配は他のコースでも私たちには無用かな。静かな住宅街にあるお店の中では派手さを抑えた趣ある沖縄民謡がこれまた静かに流れており、この雰囲気の中でゆっくり時間をかけて頂いた多くの美味は、忘れられない思い出を私たちに残してくれました。ぜひ機会を作ってまた訪れたいお店ですね。美味しい料理の数々、ごちそうさまでした。
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