Turkish・Kitchen・Izmir おすすめレポート

風来坊さん
投稿日:2006/12/25
ディナー | 来店シーン:デート
2人の夜は『シルクロードの密の味』・・・ワインとたしなむトルコ料理♪
元々、トルコといえばケバブだと思っていた。新宿などでよく大きな肉の塊が回っている屋台を見かけるアレだ。
正直、食べたいと思ったことはなかったんだけど。。
イズミルとの出逢いはそんな小さな世界の片隅的勘違いを吹っ飛ばしてしまった。
ここは、店主さん、料理人さん、他2名のスタッフは皆トルコ人。
奥まった厨房はなく、カウンター越しに料理人の調理している様子が伺える。
僕が行ったときは、カウンターもテーブルも満席だったのだけれど、
待たせてもらって、空いたカウンターに通してもらった。
初老男性の料理人のほかに、店主らしき感じの良い女性がいて、
まるで母親のふところを感じさせるような笑顔で迎えてくれる。
カウンターから見上げた目の前には大きなケバブが回っている。
物凄い迫力。
まずは飲み物からオーダーする。
ここは、トルコワインを試してみよう、と思い、ヤークットを頼む。
・・・美味い。
飲みやすくて、独特の風味を放つワインだ。
ワインに合わせてこんがり焼きあがった童話の中のお菓子のようなパン、エキメキをほおばる。
このエキメキ、普通のパン屋のパンとは違うとても印象に残るもっちりサクッとした食感、食後感がかすかに醸すほのかな甘み。。
前菜料理やヤークットとも良く合うので、追加注文をしてしまいました。
クセになりますね。
ワインが廻り始めると、空想も廻り始める。
のどかな遊牧民の風景と、最強の有頂天オスマントルコ帝国、その両極端の世界観が刻み込まれた歴史を味わっているんだなぁ。。。なんて想いを馳せてみたり。
確かに、洗練されたイタリアンに近いものを感じさせつつ、遊牧民のおおらかさや力強さはそのまま残っている。
トルコ料理って、子供のように無邪気な大人の『贅沢』なんじゃないかなぁ。
中央線阿佐ヶ谷、という場所もまた良いのです。
駅前にも関わらず、ちょっぴり異国風な空間のビルで。
居酒屋よりちょっと予算は高めですが、5-6000円あれば十分楽しめます。
ちょっと大人な夜にお薦めします。
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