そば処すぎ おすすめレポート(3)

モーパパさん
40代後半/男性・投稿日:2012/05/19
ランチ | 来店シーン:一人で
しょうゆラーメン600円
山形県のラーメン文化を支える蕎麦屋の中華。店の雰囲気は蕎麦屋らしく落ち着いた和風の良い造り。丹精こめた坪庭も望めて綺麗です。この店の中華の看板はしょうゆラーメン600円也。大盛にすると210円増しとやや高めか。蕎麦屋で麺類大盛を頼むと基本設定が原価率の高い蕎麦に引きずられて中華はどうしても割高になりがちです。廻りを眺め渡すと天気が良いせいか、また訪問時の客層が比較的高めなためか、ほとんどがざるそば系だ。それでも私はめげずに中華でいきます。テーブルにラーメンが届いた瞬間ふわ~っと素敵な海の香りが鼻に香る。磯の香りのようなどぎつさでなく、魚のような生臭さでなく、「海」としかいいようのない柔らかいいい香り。これが飛び魚の香りなのか、それとも吟味した醤油とのコラボの成果かは分からないが、のっけからかなり攻め込まれてしまった。アゴだしのラーメンは少なからず食べてきた筈だが、ここのスープはありふれたように見せかけていながら、なかなかに楽しませてくれる。あっさりとしながら際限もなく飲み干したくなる。
麺は細縮れの自家製麺。米沢ラーメンにも近いが縮れは米沢よりもやや控え目、歯ごたえも標準的米沢麺よりもあり、するすると行きながらも食感も良い。具材にはチャーシュー二枚にメンマ・ナルト・海苔・刻み葱と、中華の定番。最近のチャーシューは柔らか系・とろける系が主流だが、ここのチャーシューは頑固に結構しっかりしている。それにやや厚めなので歯ごたえ十分でしっかりとした「肉」の味わいがある良品です。
山形の蕎麦屋中華はどこも確かにうまいが、この中華は頭ひとつ抜いている。飽くまで蕎麦屋とやや油断していたが、望外に美味い中華を嗜むことができて今日一日がとても愉快に過ごせそうだ。御馳走様でした。
中華メニューはほかにも塩・みそ・もやし・げそ天入・チャーシュー・塩五目・冷し・ざる・鴨・鴨せいろと盛り沢山、次回の楽しみが膨らみます。
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そば処すぎ ご当地グルメガイドの口コミ(2)

50代/女性
来店日:2016/05
山形そば2軒目はここ。市内中心部からちょっと離れた住宅街ですが、外に待機者用の椅子があるので人気店。麦きりって何?と思い蕎麦と両方いただける相盛りを注文しました。要は細いうどんでした。個人的には麦きりが好きかも。
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