鮨割烹 悟空 おすすめレポート

ちょいエロオヤジさん
投稿日:2008/08/03
圧倒的なレベルの高さに脱帽
名古屋栄の一等地にひっそりと佇む店。お客様に最大限の心遣いを提供することに配慮したと思われる規模。
決して派手さはないが、落ち着く内装と、サービスに和まされる。
BGMは小音量のJAZZ。意外となじむ。
おまかせで10,000円のコースで、店主の腕をみる。
3貫目でマグロというのも意表をつかれたが、コース全体で見ればいい流れ。
ただのマグロでないことは明らか。 当日は佐渡のマグロ
油が適量にのっているものの、素材を活かしたさわやかな下拵えが施されれている。
コハダもまさに「良い塩梅」という言葉が適切な塩加減。うまい。
生のハモを鮨ネタにするとは、なんという技術。
細やかな隠し包丁により小骨がまったく感じさせず、ハモの旨味を少量のおろしポン酢で活き活きと舌の上で踊らさせる。
アナゴにいたっては、濃厚なあぶらとわさびのバランスが絶妙。
口の中ではらりとほどけるシャリ、アナゴのやわらかさ、その濃厚なあぶら、下拵え、わさびの風味、、、
すべてがハーモニーとなって一体となる。 絶句。。。
店主の握りの技術も際立つ。
捨てシャリを一切しない高度な握りの技術。
握る際に、適量のシャリをお櫃に移す心遣いで、すべての鮨が人肌でやさしい。
何を食べても「うまい」としかいえない。「うまい」ということもはばかられるレベル。
すべてのネタに適切な味付けをしてあるため、醤油を使うことはない。
これが本物の江戸前の仕事か・・・・
店内のすべてのお客に、至福の味と、粋なトークも提供してくれる。
〆はサービスのわさびの漬物。この仕事にも驚かされる。
提供されたすべてのものを考えると決して高くない。
価値がわかる大人だけが訪れることを許される至福の空間。
私の愉しみを邪魔しない人だけに教えたい店である。
ディナー
来店シーン:友人・知人と
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