居酒屋 駿 おすすめレポート(3)
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バッタさん
男性・投稿日:2009/09/02
住宅地のなかの居心地のいい居酒屋
場所はちょっとわかりにくいかもしれませんが、地酒や焼酎のブームが起こるはるか以前から各地の地酒、焼酎を各種取りそろえ格安で飲ませてくれる居酒屋でした。料理は新鮮な魚介、おばんざいをメインに、運が良ければ全国各地の不思議な食材にめぐりあえることも。(投稿者は東北のほや、沖縄の山羊汁、舞鶴産真夏の岩牡蠣等に出逢えたことがありました。)
もともとは50年前にはじめた河原町の肉料理屋とのことで旨味たっぷりの「肉煮込み」にその片鱗がうかがえます。
料理や酒だけではなく、ここは人と人との交流が名物。
となりでなにげに飲んでるおっちゃんが伝統工芸士だったり、老舗蕎麦屋でにしんを炊いてン十年という職人さんだったり、金閣寺の金箔はった職人さんだったり…、楽しいひとときの中に京都の伝統文化の奥深さを感じられる出会いがあるかも、という居酒屋です。
京都の居酒屋には珍しい蕎麦もここの名物ですが、これは大将が毎日開店前に仕込む食数限定の手打ちそばなんだとか。国産の玄ソバを石臼挽きにしてもらった粉を二八で田舎風に仕上げています。東京風に蕎麦前として一杯飲んで最後に手打蕎麦をたぐるもよし、関西らしくしっかり飲んだあとの茶漬け代わりに蕎麦をたぐるもよし。締めの蕎麦としっかり濃ゆ~い蕎麦湯でお腹も心もしっかり満たされました。
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