hikari-yurari ご当地グルメガイドの口コミ(2)
50代/男性
来店日:2017/06
京都市役所の寺町通りを上がり、押小路通りを西に行ったビルの地下にあるイタリアンだ。店は広くなく、席の後ろに肉のストックスペースやワインセラーを設けるなどスペースを有効利用した内装だ。カウンターで10席ちょっとある。マスターが一人で切り盛りする店で、パスタ、肉料理、前菜などがメニューに並ぶ。料理には<京都>の名を冠したものが多く、地元産にこだわりも。ワインと料理を楽しむため、ビールは一種類しか置いていないという。この日は「京都ポークの白レバーの〝肉100%〟田舎風パテ」や「京都ポーク塩煮ばら肉のソテー」「合鴨と新ゴボウの煮込みソースのペンネ」「自家製ハム類の盛り合わせ」などをオーダーした。牛肉だけでなく、ポークや鶏肉など幅広く提供する。マスターは一見職人風。メニューには食べる量のおおむねの目安が書いてあり、一人なのでできるだけまとめて注文してほしいと但し書き。が、接遇は見事だ。数組の客を一度に引き受けても順々にタイミングよく料理を提供。その合間に食器を洗い、カウンターを出て熟成肉を見つくろい、ワインを選び、勘定をこなす。さっきまでカウンターで会話をしていたと思えば、次の瞬間には背後のストックルームで肉を見ている。まるで千手観音だ。
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