しゃぶ珍おすすめレポート（1）

YaWさん

投稿日：2008/03/16

ディナー | 来店シーン：友人・知人と

旨い肉をカウンターで食べる。

昭和５６年に創業し、今年で開業２７年目を迎えますが変わらぬ人気で美味しいしゃぶしゃぶを食べさせてくれます。ここのしゃぶしゃぶはカウンターで1人1鍋スタイル。カウンターには２０程の座席がありまして、お店の方が細やかに給仕をしてくれます。よく手入れされた銅製の鍋に火がつけられると、高く盛られた野菜を出してくれます。季節がら「菜の花」がさりげなく盛られて、季節感を出しているところが嬉しいです。白葱、なすび、人参、小松菜、もやし、白菜、うどん、餅、かぼちゃ、豆腐、しめじ、えのき茸、わかめとこの野菜盛は相当充実しております。しゃぶしゃぶなので元々ヘルシーな感じがしますが、この沢山の野菜を独り占めできるのもこのお店のよいところ。特にこのもやしが大好きなのですが、友人はこの野菜盛だけを追加注文しておりました(^-^)
お肉のほうは、今日はもち豚ロースを選びました。食べる直前にカウンターから見える厨房で大きく薄くスライスされたこのお肉。本当に綺麗です。ちょっと食べるのがもったいなくなるような感じすらします。そしてなんといっても、この店の１番の特徴は手作りのごまだれにあります。店主曰く、「ごまを炒るのに４時間、そしてごまをするのに７時間を費やす」そうです。「しゃぶ珍」に行かれたことある方なら誰しもここのごまだれの旨かったことを話したくなると思います。市販の白っぽいごまだれとは訳が違います。どろどろっとごまの存在感を感じるこのたれには、何種類かの香辛料などが微妙に加えられ創業当時からずっと手作りで作っているそうです。お店の入口に大きなごまをする機械（電動すり鉢）が設置されているので是非ご覧ください。このごまだれと一緒に、「ニンニク、一味」がトッピングとして出されます。もちろんぽん酢もありますので両方の味を楽しんでください。
このたれと豚の相性のよいこと。軽くしゃぶしゃぶと肉を湯にそそいで箸を口にやります。ジュワーっと口のなかで脂が溶けて、ごまだれとの相性が最高であります。にんにくを加えるとまた違った味わいでこれまたイケます。
ゆっくりとしゃぶしゃぶを楽しみつつ、連れの友人と追加のお肉を注文しました。
今度は、広島牛のロースです。これもまた注文してからスライスされて綺麗に盛られてテーブルに出てきます。噛みごたえのあるお肉で豚とは違った楽しみ方ができました。そしてお店の方に勧められて、しゃぶしゃぶ用車海老というのも追加で頼んでみました。２匹６００円といささか良いお値段ですが、ぷりっとしたエビも美味しかったのは言うまでもありませんが、何が素晴らしいってこのエビの頭を鍋にそのまま残しておけば、まるでブイヤベースかトムヤムクンのようにさらに良いダシが出てくれると思います。このダシで閉めに作る雑炊は美味しいだろうと内心わくわくしながら食事をするのです。ここ「しゃぶ珍」は、肉のほか串刺しの海鮮類もお薦めです。魚のすり身でつくったしんじょはお湯にそそぐとぷくぅ～っと膨らみましてほくほくでたまりませんでした。
さて気になるお値段ですが、普通に「しゃぶしゃぶ（野菜・うどん）」を楽しむだけなら一人２千円もあれば十分に楽しめます。特に創業当時から変わらないというここのランチは物凄いお徳です！少しお肉の量や野菜の品数が夜のメニューよりは減るようですが、豚ロース（１００グラム）ランチ８５０円、牛ロース（１００グラム）ランチ１０００円で、ご飯はお代わりＯＫですからこれはお徳です！ランチは、昼前の１１時半～午後２時までの営業だそうです！