河久 おすすめレポート(1)
なるさんさん
60代~/男性・投稿日:2016/07/08
ランチ | 来店シーン:友人・知人と
飾らない美味しさと美しさ、納得の味
2年ほど前、雑誌「あまから手帳」の花見弁当の特集で、掲載された他店のどこよりも食べてみたいと思い買い求めたのがこのお店との出会いでした。それ以来、家族と何度か夜にお邪魔したことがありますが、お昼に来るのは今回が初めてで、同僚の女の子3人と訪れました。
お昼の一番人気の満月弁当を予約、川床での食事を希望したのですが、6月は京都市の条例により昼は床での飲食が禁じられているとのこと、残念に思っていたところ、川床に面した広い座敷に案内していただきました。先客はおらず広い座敷に我々だけが陣取らせていただき、天気もよく鴨川からの自然のそよ風が実に頬に心地よい。
満月弁当の中身は、和食を中心としながらも、少し洋の趣を取り入れているのは、洋食部門でも修行を積んでこられた店主のこだわりなのかもしれない。満月弁当の中央にはご飯と塩昆布、周囲は4区画に分けられどこをいただいても舌をうならせる。
その日の内容は、
・お造り、鯛、しまあじ、鱧おとしの三種盛り
・分厚い出し巻き卵、しまあじのカマの塩焼き、がんもと蓮根の炊き合わせ
・胡麻豆小鉢、あまごの南蛮漬け、一口押し寿司、枝豆
・名物の鶏手羽素揚げと名物牛ミンチの春巻き
などであった。
これに赤だしと食後のほうじ茶アイスが付いての税込3240円は納得できる。ほうじ茶アイスはほうじ茶の香ばしい香りと味がしっかりしており、最後に出される熱いほうじ茶とともにいただくと、川風の心地よさと満腹で睡魔も手伝い、心地よい倦怠感とともに来てよかったとの至福の思いに浸ってしまった。
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