つばや菓子舗 ご当地グルメガイドの口コミ(1)

50代/男性
来店日:2017/10/24
伊賀の平田宿をこよなく愛し、植木神社の近くにお店を構えてみえます。最近、伊賀街道や平田宿が気になって、このあたりを散策していました。平田宿・植木神社・祇園祭などのキーワードをつないでいくと、つばやさんの「背黒餅(せいくろもち)」に行き着きました。背黒餅には次のような言い伝えがあるのです。 ”昔々、伊賀国山田郷の人々は何度も飢饉や疫病に苦しんでいました。そんな時、夏の炎天下でも負けず農作業を続ける屈強な若者が居ました。その者は、背(首筋)が黒く焦げたように日焼けしていました。人々は、これにあやかり、土曜の日に背を黒く焦がした餅を作り、皆で食べたところ、それ以来飢饉や疫病で苦しまなくなった。” 植木神社は、京都祇園・八坂神社と牛頭天王つながりがあるようで、無病息災や五穀豊穣を祈願する祇園祭(盛夏の頃)の舞台になります。この祭では、皆が背黒餅を食べて元気を得て、神輿を担ぎ、だんじりを動かすのだそうです。 背黒餅は、とてもすっきりとした甘さで、暑い時でもいくつも食べられそうです。つばやさんには、良き伝統を今後も継いでいって欲しいですね。
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