●まずは、押さえておこう! ナイフとフォークの使い方
ケース1:いっぱいあるけど、どれを使えばいい?
何本ものナイフとフォークが最初からセットされている場合は、外側から順に使えば大丈夫。1皿食べ終わるごとに、使ったナイフとフォークはお皿の上に乗せておけば、ウェイターがお皿と一緒に片付けてくれるよ。
ケース2:「ナイフは右、フォークは左」は絶対?
フォーマルな場では、ナイフを置いてフォークを右手に持ち変えるのはNG。でも、カジュアルな飲み会なら、あまり固く考えずに食べにくいときはフォークを右手に持ち替えても大丈夫。
ケース3:切りにくい料理に苦戦! どうすればいい?
切りにくいステーキなどは、ナイフで「押す」ときに力を入れてみると切りやすい! 引くときに力を入れると、切れないばかりでなく、キキキ……と耳障りな音を立ててしまうことが!
ケース4:フォークの背にごはんを乗せるのってアリ?
ごはんをフォークの背に乗せて食べるのは、実は正式なルールにはない方法。マナー違反ではないけれど、やっているのは日本人の一部の人だけだし、不自然な感じにも見える! フォークを上向きにして、腹にごはんをのせて、ナイフで形を整えながら、口に運ぼう。友人同士など気軽な飲み会なら、右手にフォークを持ちかえて、すくって食べてもOK。
ケース5:うっかり床に落としちゃった!!
ナイフやフォークを床に落としてしまっても、あわてないで。自分で拾わずに、ウェイターを呼んで拾ってもらおう。ウェイターが遠くにいて声が届きにくいときは、軽く手を挙げて合図すれば気づいてもらえるよ。
ケース6:食事中と食べ終わりの合図はどうすれば……?
食事中に手を休めるときは、フォークとナイフをハの字にお皿に置こう。フォークは下向きに、ナイフは刃を自分のほうに向けて。
食べ終わったら、ナイフとフォークを二本そろえてお皿に。
●食事とともに供されるパン。食べ方にルールあるの?
ケース1:お代わり自由だし、たくさん食べてもいいの?
たしかにパンはお代わり自由になっていることが多いけど、あくまで料理がメインでパンはサブ。パンでおなかがふくれると料理の味がわからなくなったり、コースでデザートまで食べ切れなかったり。大人としてはちょっとカッコわるいかも!? ちなみに、パン皿は左。隣の人のパンをうっかり食べないようにね。
ケース2:パンはかじっちゃダメ?
ロールパンでも、フランスパンでも、食べる分だけ手でちぎって口に運ぶのがマナー。パンにかじりついたり、パンにナイフで切れ目を入れてバターをはさんだりするのも×。
ケース3:ちぎった時に出るパンくず、どうすればいい?
テーブルにこぼれたパンくずを自分で寄せ集めたり、床に落としたりするのはNG。無意識に家でパン屑をかき集めてしまっている人は、お店でいつものクセがうっかり出てしまったりしないよう、意識して!
●スープの食べ方。こんな時はどうすればいいの?
ケース1:取っ手のないスープ皿、基本の飲み方は?
イギリス式はスープ皿に軽く手を添え、スプーンを手前から向こう側へ向けて7分目程いれていただこう。フランス式では向こう側から手前に向けてすくうそう。飲み終わったら、2重皿のときもスプーンは上の皿の中に入れ、下皿のほうに置かないように注意しよう。
ケース2:取っ手付きのスープボールが!口をつけて飲んでいいの?
最初の一口目とスープの浮き実をいただく時はスプーンで。その後は取っ手を持って口を付けて飲んでもOK。使った後のスプーンは、受け皿の手前に横を向けて置こう。取っ手は両手で持っても、片手で持ってもいいけど、片手で持つ時は、もう一方の手を器に添えるようにしてね。
ケース3:むずかしそう! パイ生地のスープが目の前に!
パイ生地をナイフで横半分にカット。手前から少しずつ中に落としながらスープと一緒にいただこう。パイ生地を手でつまんで食べちゃったら、お子サマだゾ。
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